自転車のカゴ修理・補強について

なんか最近いきなり暑いです。

今日なんてめっちゃムシ暑い。

なんなんでしょうか。

それはさておき

皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日の作業についてご紹介したいと思います。

工房を立ち上げてすぐに依頼して頂いた方から再度依頼をいただきました。

ありがとうございます!

以前の投稿はこちらからどうぞ!

で、依頼内容が自転車のカゴが壊れたとの事。

うーんデジャヴですね。

詳細をお聞きしますと、前回直したのが壊れて再度買いなおしたらしいのですが

また壊れたとの事でした。

なるほど・・・・・

前に直したの壊れたんだ。。。。

で、今回は補強も依頼されました。

では自転車のカゴを見ていきましょう。

曲がったり、折れたりしています。

うーんなかなか酷使されています。

とりあえずは修理していきます。

外れている所を溶接し、欠けている所を足していきます。

一番上は一本棒を追加。

枠が曲がりにくくします。

上から見るとこんな感じ。

でもまだこの状態では壊れるでしょう。

さらに補強が必要になります。

溶接焼けを取り、これからどう補強していくかかなり思案している所です。

ステンレスの板を追加しましょう!

当て板にすればかなりの補強になるはずです。

このような感じに板を溶接すれば補強になるでしょう。

取付穴に被っているので、少し加工します。

下書きしてポンチでドン!

下穴の位置を決めます。

切り欠ぎます。

少し広めにします。

重ねます。

う~ん・・・・・・

上から荷物が乗ってくる。

で曲がる。

補強する位置はここでいいのか?

どっち側に力がかかるのか。

網を補強してもまた外れるのではないか?

色々とかなり悩みました。

次壊れるような補強をする事は、あってはならないことです。

どこを補強するのが一番ベストなのか。

「Why don’t you do your best?」

なぜベストを尽くさないのか。

私の大好きな上田次郎教授のお言葉です。  引用「TRICK」

で、やっぱり色々考えた挙句納得いかなかった為

やり方を変えます。

このように切ってしまいましょう。

いいですね!

このように内側の補強するのが一番ベストなのではないかと

考えました。

溶接していきます。

かなり頑丈にしないといけません。

裏の板に接している縦棒はすべて溶接していきます。

磨いていきます。

一体化されましたね。

これでかなり頑丈になったはずです。

完成になります。

取付穴がある板が大きくなれば、力が分散させられるのではないか?

と思い前側に付けました。

あとは自転車に付けて使っていただき、壊れないのを祈るばかりです。

物を作っていると色々な事を思ったりします。

壊れるたびに買い替えるのか。

一つ買って壊れないように改造するのか。

高価なとても頑丈な物を買うのか。

一からオリジナル製品を作るのか。

それともカゴを使わずバックを背負うといった新しい考えで行くのか。

一つのカゴでも色んな方法があります。

考え出すととても深くなり、哲学者と肩を並べるほど考え出すようになってしまいます。

xn+yn=zn は何故解けなかったのか。

ビックバンが起こる前には何があったのか。

宇宙創世の起源などを探求しだすと、仕事が手につかなくなるので考えるのはもうやめます。

皆様どんな事でも一度ご相談下さい!

宜しくお願いいたします!

あと、最後まで読んでいただきありがとうございました!